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暗号学者クレイグ・ジェントリー博士、Cornami社のアルゴリズム担当チーフサイエンティストに就任


完全準同型暗号(FHE)の先駆的研究者として、Cornamiの安全かつ高性能なコンピューティング革新を加速
2024年9月25日、カリフォルニア州キャンベル発。
「コアの津波(tsunami of cores)」の名を冠するCornami社は、クレイグ・ジェントリー博士がアルゴリズム担当チーフサイエンティストとして同社に就任したことを発表した。ジェントリー博士は、暗号理論および安全な計算分野における豊富な知識と経験を有しており、Cornamiが掲げる「リアルタイムでの暗号化コンピューティングの大規模展開」というミッションをさらに強化することとなる。
ジェントリー博士は、完全準同型暗号(FHE)の分野における画期的な研究で最もよく知られている。FHEは、データを復号せずに暗号化されたまま演算を行うことを可能にする量子耐性を持つ暗号技術である。この分野での革新的な業績により、博士は以下のような数々の権威ある賞を受賞している。
- マッカーサー・フェローシップ(MacArthur Fellowship)
- ゲーデル賞(Gödel Prize)
- ACMグレース・マリー・ホッパー賞(ACM Grace Murray Hopper Award)
- 国際暗号学研究協会(IACR)フェローシップ
- ACM博士論文賞(ACM Doctoral Dissertation Award)
博士のキャリアは、Algorand財団およびIBMリサーチでの研究科学者としての活動など、世界的に著名な研究機関での経験に裏打ちされている。
CornamiのCEOであるウォルデン(ウォリー)・ラインズ博士は次のように述べている。
「クレイグをCornamiに迎え入れることができ、大変嬉しく思います。暗号技術と安全な計算分野における彼の専門知識は、当社が技術をさらに発展させ、業界への影響力を拡大していくうえで、計り知れない価値をもたらすでしょう。」
